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 最近日本ではユネスコの世界遺産指定に対して商業ベースに乗るひとつの手段としてあまり良いことを言う人はいませんが、私は世界遺産の指定を受けた場所を管理する人々、政府機関の問題だと思うのです。 世界遺産に指定されることによって注目され、観光客がやってくる。 その観光客にどうしてここが世界遺産になった理由を伝えことができないのが最大の問題だと思うのです。

 この問題はカナダでも同じです。 国立公園も観光客から得る入園料無しでは維持できなくなっているのも現状です。 1984年に登録されてから、ようやく新しい動きが出てきました。 ここの生態系は他の国立公園では見ることのできない多様性があることをもっと多くの観光客に伝え、共感してもらう。 その共感を通して自然保護をより理解してもらう。 ロッキーを訪れているビジターが秩序のある公園の利用をしてくれるようになるのが、一番の効果です。 MPHIAというインタープリターの資格制度を発足したのもその理由からです。 国立公園はいずれ、公園内で働く全ての従業員にこの資格をもってもらう計画があります。 カナダらしい広大な計画ですが、私は良い方向に進んでいると思っています。

 カナダに来たときは担当の観光ガイド、ハイキング・ガイドさん達にこの資格について聞いてみてください。 

 2001 8月号の岳人(岳人通信 P150)の中で上記のことが詳しくレポートされております。